「アルケミスト」~夢を旅した少年
「世界で最も読まれた本ベスト10」の第5位にランクインする名作
「アルケミスト」
俳優ウィルスミスがこの物語に影響を受け、
「決断は救済される力を持つ。
決断をする事、まず決める。
望みは創造できる」
この事に気付いたと語っています。
羊飼いの少年サンチャゴが夢を追いかけて旅に出て、さまざまな出会いの中で人生の知恵を学んでいくという物語。
「アルケミスト」は小説としては短めで、きっと速い人なら3〜4時間程度で読み終わってしまうでしょう。
なぜそんは短編小説が世界中の人たちに夢を与えることが出来たのか、
それは「人生とはどういうものか?」「夢を追うとはどういうことか?」を教えてくれる小説だからです。
羊飼いの少年サンチャゴは
「自分の夢や人生を探求して生きるのか、それともそれを諦めて生きるのか?」
ということについて、物語の中で何度も選択を迫られることになります。
そして彼は自分の周りにいる「自分の人生を探求すること」を諦めてしまった人たちの存在に気がつきます。
羊飼いの彼は、
すっかり飼いならされて、食べ物と水を与えてもらうことだけにしか興味を持っていない羊たち。
今もまだ捨てきれていない夢があるが、何十年もの間、生活のために一生懸命働いてきた父親。
夢を追うことをせずパン屋になった男を見て、
・「結局、人は自分の運命より、他人がどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」
・「不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませるのだ」
ということを知ります。
そんな状況を見たサンチャゴは旅に出る決意をしました。
そこで彼は、
「今まで慣れ親しんできたものと、これからほしいと思っているものとのどちらか」
の選択を強いられます。
そして、自分を縛っているのは自分だけだと気がつき、旅立ちます。
不安を乗り越え、旅に出たサンチャゴはまた新たな考えを見つけ出します。
・「人は、自分の一番大切な夢を追求するのが怖いのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです」
旅に出てみれば、不安よりも夢へと向かってる楽しみのほうが多いこと知り、
強く願えば必ず現実化する事に気がつきます。
これは「引き寄せの法則」
全世界で2500万部を突破し、世界中の人に夢の秘密を伝えたエッセイ
「The secret」でも同意の言葉が書かれています。
・未来について抱いてる思考があなたの未来の人生を想像します。
・何事も思い続ける事によって引き寄せない限り、起こる事はありません。
つまり、いい事を考えればいい事が実現し、
不安ばかり考えれば、不安しかやってこない。
単純ですが、最も重要な考え方です。
新しい靴を買った時、街を歩いていると同じ靴を多く見るようになりませんか?
つまり、人は見る情報を自分で選択しています。
そのため本気で夢を叶えたいと願えば、あなたにとって素敵な情報が目に入る可能性が高いということ。
人に笑われても夢を持ち続けて本気で願う。
ポジティブな考え方にスイッチする事で人生も明るく動き出すかもしれません。
また、好きじゃない事で成功できるほど、世の中甘くないはずです。
苦手な事はAIがやってくれると願い、好きな事を追求してみましょう。笑