小さな夢。
洗濯物がベランダで揺れているのを何となく眺めていると、
生まれも育ちも違う2人が出会って、隣同士で服が風に吹かれている。
そんな日々を過ごし、いつの間にか小さな服も間に干されていく。
家族ではそれが当たり前なのかもしれないけれど、なんか凄い事なんだな〜ってふと思います。
もし自分も結婚して子供が出来たら、今は面倒な洗濯も好きになるかもしれない。
好きな人の服を干すのってなんだか信頼されてる証拠というか、愛されいる保証の様な安心感を得られる気がする。
あの時一緒に買った服。
ちょっと頑張って探して買ってあげた服。
いつも仕事で着てる服。
凄く気に入ってるらしい服。
ヨレヨレになってたら、新しいのを買ってあげよう。
この服も売ったり捨てるんじゃなくて取っておこう。
そんな事を思いながら生活して見たい。
これが僕の小さな夢です。笑
あまり贅沢は言いません。
豪邸に住まなくてもいい。
高級車だっていらない。
ブランドの服だって欲しくない。
ちょっと不便のあるお家で、陽気な笑いで顔にシワを付ける。
そして若い頃に思い描いていた夢の事を思い出す。
なんで、いつから夢を忘れていたんだろう。。。と思いに耽る。
そしてふとベランダの洗濯物を眺める。
「きっと夢よりも現実の方が良いものになったからか。」と安心する。
そんな空気の様にさりげなく、けれど確実に感じる幸せが小さな僕の夢です。