カルチャーから紐解くGosha Rubchinskiy。
今日は少しマニアックな服のお話です。
近年有名になってきたブランド「Gosha Rubchinskiy」ご存知の方も多いかと思います。
ロシア発のブランドで、ストリートでありながらもどこかモードでアバンギャルドなデザインとスタイリングが特徴的です。
特に18ssのゴーシャのルックの中では、オーバーサイズやバーバリーのシャツにハット、キャップ、サッカーのスタイルなどが多く見受けられました。
バーバリーチェック、サッカーのアイテムがかなり目立ちます。
実は、このスタイルにはいくつかの元となったカルチャーが存在しています、
それがこちら
一つ目はUKチャヴ、いわゆるフーリガンという人たちです。
彼らは端的に言うと「ヤンキー」です。笑
彼らはイギリスの郊外で働く若者で、アディダスやアンブロなどのナイロンジャケットや偽物のバーバリーのウイングトップ、キャップをかぶってサッカーの試合で暴れます。
バーバリーは英国では富裕層の位置付けなので、それをアピールする事が彼らの反骨精神の象徴なのかもしれません。
ゴーシャとしては、サッカーのアイテムはやはりフーリガンから取ってきたのではないかと思います。
そしてもう一つは
ロシア、ゴプニクです。
先ほどのルックで見受けられた、ワイドパンツに革靴、
アディダスのスニーカーやジャージなどはおそらくゴプニクが基にあるようです。
ゴプニクはこれまたロシアの「ヤンキー」です。
ジャージに革ジャンなどで街を闊歩するのが彼らのスタイルで、
ゴーシャのデザイナーはそんなロシアの労働者階級の出身だそうです。
過去のルックでも多くのスポーツブランドとコラボしていますし、
やはりそんなユースカルチャーを表現したかったのでしょう。
いかがだったでしょうか!
古着にルーツがあるのと同様に、ブランドにもルーツがあるです。
古着もブランドも掘っていくと面白い、
「これとこれを組み合わせたか〜」みたいな見方ができるともっと楽しくなりますよ!
そうやって自分に合うものを探していくのもいいかもしれません。