marvinroのブログ

変な映画と音楽とファッションの話。

芸能界のご意見番「和田アキ子の知られざる名曲」

皆さんご存知、日本最大の女性にして最も繊細な心を持つ乙女。 「和田アキ子」 今でこそ芸能界のご意見番として、強靭なパワーを振るうアッコさん。 しかし、元々はニューヨークでもコンサートを開催するほどの日本が誇るソウルシンガー。

あの鐘を鳴らすのはあなた」や「古い日記」などのイメージがあるかと思いますが、和田アキ子さんの隠れた名曲を紹介します!

その曲は、「あなたと別れて」 イントロのフィルからカッコイイ、激情のグルーヴィー歌謡名曲です。 歌詞の情景描写がとても美しく、アッコさんのハスキーボイスが刹那さをより際立たせます。

イントロの歌詞。 「誰もいない部屋に咲く花。」 恋人と別れ、1人になった自分の姿を一輪の花に照らし合わせた表現。 お花屋さんで綺麗な花々も、切り取られ一輪の花として部屋に咲いているのは、美しくも切ない。

「忘れていた紅茶にふと気がついて、微笑みあった幸せよ。」 2人で楽しんで時間を忘れていた事で、淹れたての紅茶が冷めてしまう。 日常のステキな一コマを彩るステキな表現。

「乗り手のないブランコ、それが私よ」

乗ってもらう事で初めて遊具としての役割を果たすブランコ。 それは人も同じで、誰かと愛し合う事が幸福感を生み、1人になった途端、喪失感に苛まれる。 公園で乗り手もなく寂しそうなブランコを自分の事のように感じたという哀愁漂う表現。

最近ふと感じたのですが、昭和歌謡曲は今の楽曲と比べて情景描写や心理描写に富んでいる気がします。

スマホやネットが無かった分、景色を楽しんだりしていた事が要因かもしれない。 平成生まれの自分からすると、昭和の歌謡曲はすごく新鮮に聴こえます。