仙台とスティービーワンダー、あまり知られていないステキな関係
皆さんご存知かと思います。
「スティービーワンダー」
生まれながらにして視力が弱く、友人の運転していた車に同乗した際、事故に遭う。
その後遺症により味覚嗅覚も失ってしまう。
今では味覚と嗅覚は回復したらしいのですが、多くのはんでにも負けず天性の歌声には誰もが心を打たれた事でしょう。
そんな彼が実はお忍びで宮城県は「仙台」を訪れていた事はご存知でしょうか?
これには心温まる、彼の愛に溢れた背景がありました。
1989年頃
仙台私立加茂中学校には、全盲にも関わらず皆んなと同じように学校に通っていた少女がいました。
彼女は有名なスティービーワンダーが目が見えない事を知り、強く勇気を貰ったそうです。
その感謝の気持ちを込めてファンレターを送りました。
すると後日、加茂中学校の多目的ホールに黒塗りの車が横付けされ、サングラスをかけた大柄なスティービーワンダーが現れたそうです。
すると彼はファンレターをくれた少女に「全盲にも関わらず、普通の学校に通って頑張っている事にすごく胸を打たれた」と伝え、
ゲリラライブを開催したのでした。
80年代頃の彼は飛ぶ鳥落とす勢いで活躍していた、まさに時の人。
そんな彼が多忙を振り払ってでも少女に会い行ったのでした。
「90%以上の人が目が見えていない私以上に物事が見えていない。」
スティービーワンダーの言うように、私たちは当たり前の愛情すら見逃してしまっているのかもしれません。