marvinroのブログ

変な映画と音楽とファッションの話。

JAY-Z 人生をかけて伝えている「成功よりも大切なこと」

10億ドル(約1150億円)の資産を築いたとしてラッパーとして、起業家として成功を収めた JAY-Z

ジェイ・Z、総資産10億ドル超えでヒップポップ・アーティストとして初のビリオネアに | Daily News | Billboard JAPAN

ビヨンセという世界一有名な奥さんを持ち、 数々のヒット曲を生み出し、最も裕福な音楽家の一人。

しかし、そんな彼には、アメリカの闇とも言える過酷な環境で育った壮絶な過去がありました。

彼は12歳の時から、ブルックリンの中央に位置する地区、ベッドフォード=スタイベサントにて麻薬密売人としての生活を送っていた。

麻薬密売人として活動しながらと、時には銃撃戦に巻き込まれることもあったと語っている。

そんなスラム出身の彼は、「ラップ」と出会い人生が変わる。

彼はドラッグディーラー時代のリアルな体験や感情をリリックに込め、魂のラップソングを世の中に繰り出した。

すると、アメリカ中のJAY-Zのような若者の心を射抜き、瞬く間にメジャーシーンに躍り出た。

彼は自分のアルバムのプロモーションにお金のない若者達を起用した。

これには実はこんな意図が込められていた。

「今の子供達に、タフに生きるとか、私が生きるために必要だったこと (ドラッグを売ったり、銃を売ること) は、知る必要はない」

子供達にドラッグディーラー以外の職を与えることで希望を与えたのだ。

後にインタビューでJAY-Zはこう語った。 「子供には皆んなが平等であること。 そして愛情について知るべきだ。薬の売り方じゃなくてね。」

「一番美しいものは目には見えないんだ。」

「そこに大切なものがある。一番美しいものは心の中にある。」

90年代〜2000年代初期まで続いたHIPHOPブームの流れもあり、彼は自主レーベルを立ち上げ、さらに成功への一途を辿った。

一躍アメリカで最も有名なアーティストになったJAY-Zは行動を止めることなく、スポーツチームに投資をしたり、学校を設立。

多くの子供達に夢と「自分でも頑張れば成功する権利がある事」を発信し続けています。

彼の人生に感銘を受けたNBAのプロ選手William Wesleyはこう語った。 「Jay Zは暗い暗い貧困や人種差別だらけのところから這い上がってきた純粋な市民の希望の星だ」

多くの資産と名声を手に入れたJAY-Z。 しかし、現在もアーティスト、起業家として日々働いてる。

彼の目標は「愛を伝えること。俺の1番の成功は、友達や思いやりを手に入れた事だろう。」

「周りに人がいなきゃ、金持ちでも意味ないよ。共有したり一緒に笑ったりさ。分かるだろ?」

「世界でたった一人の金持ちなんて意味ないからね。」